
第3回医療・介護連携に関する繰り返し調査
地域包括ケアシステムにおいて医療・介護連携が重要なものと位置づけられていることを受け、高齢社会ラボでは半年に1度のペースで医療・介護連携が進展しているかどうかを調査しています。今回はその第3回となります。
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地域包括ケアシステムにおいて医療・介護連携が重要なものと位置づけられていることを受け、高齢社会ラボでは半年に1度のペースで医療・介護連携が進展しているかどうかを調査しています。今回はその第2回となります。
「医療・介護連携は十分に実現できていると思いますか?」「これまでの半年間で医療・介護連携はどのように変化しましたか?」「これからの半年間で医療・介護連携はどのように変化すると思いますか?」という設問に対する回答は第1回調査とほぼ変わらず、医療・介護連携は既にある程度進んでいるものの、まだ進展の余地があるということがわかりました。
1. 「あなたの事業所において、医療・介護連携は十分に実現できていると思いますか?」と尋ねたところ、第1回調査と第2回調査とで結果はほぼ変わらず、「わからない」という回答を除いて、1割強が「十分に実現できている」、6割強が「ある程度は実現できている」、2割強が「ほとんど実現できていない」、5%程度が「全く実現できていない」と回答した。
2. 「あなたの事業所において、これまでの半年間で医療・介護連携はどのように変化しましたか?」と尋ねたところ、第1回調査と第2回調査とで結果はほぼ変わらず、「わからない」という回答を除いて、3割弱が「進展した」、7割程度が「変わらない」、3%弱が「後退した」と回答した。
3. 「あなたの事業所において、これからの半年間で医療・介護連携はどのように変化すると思いますか?」と尋ねたところ、第1回調査と第2回調査とで結果はほぼ変わらず、「わからない」という回答を除いて、4割程度が「進展する」、6割程度が「変わらない」、1%強が「後退する」と回答した。
4. 介護職群・医療職群それぞれに対して「医療・介護連携を進めるためには何が必要だと思いますか?」と尋ねたところ、どちらの群においても「医療関係者と介護関係者がコミュニケーションをとる機会を増やす」という回答の選択率が最も高かった。
5. 介護職群・医療職群それぞれに対して「あなた自身が医療・介護連携を促進するためにおこなっていることはありますか?」と尋ねたところ、介護群では28.5%が「はい」を、71.5%が「いいえ」を選択し、医療群では46.4%が「はい」を、53.6%が「いいえ」を選択した。
6. 「あなたの事業所において医療・介護連携を促進するためにおこなわれていることはありますか?」と尋ねたところ、27.6%が「はい」を、72.4%が「いいえ」を選択した。
高齢社会ラボの編集担当者
介護・障害福祉事業者向けシステム開発担当者や介護・障害福祉業界に長く携わるメンバーが在籍。 データの分析、アンケート調査、研究活動を通して、介護・障害福祉経営や運営に役立つ情報を発信しています。