2022/5/10

第2回医療・介護連携に関する調査

結果の概要

地域包括ケアシステムにおいて医療・介護連携が重要なものと位置づけられていることを受け、高齢社会ラボでは半年に1度のペースで医療・介護連携が進展しているかどうかを調査しています。今回はその第2回となります。
「医療・介護連携は十分に実現できていると思いますか?」「これまでの半年間で医療・介護連携はどのように変化しましたか?」「これからの半年間で医療・介護連携はどのように変化すると思いますか?」という設問に対する回答は第1回調査とほぼ変わらず、医療・介護連携は既にある程度進んでいるものの、まだ進展の余地があるということがわかりました。

 

調査概要

  • 調査名:第2回医療・介護連携に関する調査(2022年3月実施)
  • 調査対象:カイポケリサーチ
  • 対象サービス種別:居宅介護支援、訪問介護、通所介護、福祉用具貸与、訪問入浴、訪問看護、訪問リハビリテーション、通所リハビリテーション、居宅療養管理指導、夜間対応型訪問介護、認知症対応型通所介護
  • 調査期間:2022年3月29日~4月25日
  • 調査方法:インターネット調査
  • 有効回答数:319件

 

調査詳細

1. 「あなたの事業所において、医療・介護連携は十分に実現できていると思いますか?」と尋ねたところ、第1回調査と第2回調査とで結果はほぼ変わらず、「わからない」という回答を除いて、1割強が「十分に実現できている」、6割強が「ある程度は実現できている」、2割強が「ほとんど実現できていない」、5%程度が「全く実現できていない」と回答した。

 

2. 「あなたの事業所において、これまでの半年間で医療・介護連携はどのように変化しましたか?」と尋ねたところ、第1回調査と第2回調査とで結果はほぼ変わらず、「わからない」という回答を除いて、3割弱が「進展した」、7割程度が「変わらない」、3%弱が「後退した」と回答した。

 

3. 「あなたの事業所において、これからの半年間で医療・介護連携はどのように変化すると思いますか?」と尋ねたところ、第1回調査と第2回調査とで結果はほぼ変わらず、「わからない」という回答を除いて、4割程度が「進展する」、6割程度が「変わらない」、1%強が「後退する」と回答した。

4. 介護職群・医療職群それぞれに対して「医療・介護連携を進めるためには何が必要だと思いますか?」と尋ねたところ、どちらの群においても「医療関係者と介護関係者がコミュニケーションをとる機会を増やす」という回答の選択率が最も高かった。

5. 介護職群・医療職群それぞれに対して「あなた自身が医療・介護連携を促進するためにおこなっていることはありますか?」と尋ねたところ、介護群では28.5%が「はい」を、71.5%が「いいえ」を選択し、医療群では46.4%が「はい」を、53.6%が「いいえ」を選択した。

 

6. 「あなたの事業所において医療・介護連携を促進するためにおこなわれていることはありますか?」と尋ねたところ、27.6%が「はい」を、72.4%が「いいえ」を選択した。

研究員

安齋 耀太

研究員

安齋 耀太

東京大学大学院博士課程 単位取得後満期退学。日本学術振興会 特別研究員(DC1)、Martin-Luther-Universität Halle-Wittenberg 客員研究員、神奈川工科大学および神奈川社会福祉専門学校 非常勤講師を歴任。2021年、(株)エス・エム・エスに入社。介護事業者向け事業の経営企画に携わりながら、高齢社会に関する統計調査の設計・実行・分析・発信に従事。社会調査士。

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