2022/8/10

第3回介護現場の革新(生産性向上)に関する調査(職場環境編)

結果の概要

高齢社会ラボでは、2021年度介護報酬改定において「介護現場の革新」が喫緊・重要な課題として掲げられたことを受け、半年に一度、介護現場の革新がどのように進んでいるのかを調査しています。今回はその第3回調査・職場環境編となります。
特筆すべき事項として、「過去半年で職場環境が良くなった」と回答する従業員の方の割合が、前回調査と比較して顕著に増えていました。

 

調査概要

  • 調査名:介護現場の革新(生産性向上)に関する調査
    • 第1回調査:2021年5月実施(調査期間:2021年5月15日~6月10日)
    • 第2回調査:2021年11月実施(調査期間:2021年11月15日~12月10日)
    • 第3回調査:2022年5月実施(調査期間:2021年5月15日~6月15日)
  • 調査方法:カイポケリサーチ(カイポケ会員を対象とするインターネット調査)
  • 対象サービス種別:居宅介護支援、訪問介護、訪問看護、訪問リハビリテーション、通所介護、通所リハビリテーション
  • 有効回答数
    • 第1回調査:389件
    • 第2回調査:351件
    • 第3回調査:326件

 

調査詳細

【職場環境の満足度に関する調査】

1. 現経営者群に対して「現在、あなたは職場環境に満足していますか?」と尋ねたところ、前回調査と比較して、「満足している」の割合が8.4%増加していた。

2. 現経営者以外群に対して「現在、あなたは職場環境に満足していますか?」と尋ねたところ、前回調査と比較して、「満足している」の割合が0.3%増加していた。現経営者以外群の職場環境に対する満足度は8割程度で安定していることがわかる。

なお、「満足している」は各設問における「非常に満足している」「満足している」「どちらかといえば満足している」という回答の合計を、「満足していない」は各設問における「どちらかといえば満足していない」「満足していない」「非常に満足していない」という回答の合計を意味する。

 

【職場環境の変化に関する調査】

3. 現経営者群に対して「半年前と比較して、職場環境はあなたにとってどのように変化しましたか?」と尋ねたところ、前回調査と比較して、「良くなった」の割合は1.4%増加、「変わらない」の割合は2.4%減少、「悪くなった」の割合は1.0%増加した。

4. 現経営者以外群に対して「半年前と比較して、職場環境はあなたにとってどのように変化しましたか?」と尋ねたところ、前回調査と比較して、「良くなった」の割合は10.8%増加、「変わらない」の割合は9.4%減少、「悪くなった」の割合は1.4%減少した。

なお、「良くなった」は設問における「非常に良くなった」「良くなった」「どちらかといえば良くなった」という回答の合計を、「悪くなった」は設問における「非常に悪くなった」「悪くなった」「どちらかといえば悪くなった」という回答の合計を意味する。また、21/05調査(第1回調査)については、選択肢が異なり比較ができないため、掲載していない。

 

【職場環境の好転の要因に関する調査】

5. 現経営者群のうち3.で「良くなった」と回答した者に「職場環境の変化の要因はなんですか?」と尋ねたところ、各項目の選択率は以下のように変化した。

 

6. 現経営者以外群のうち4.で「良くなった」と回答した者に「職場環境の変化の要因はなんですか?」と尋ねたところ、各項目の選択率は以下のように変化した。

(職場環境の変化を問う3. 及び4. の設問において「悪くなった」と回答した者の職場環境の変化の要因については、サンプル数が少なく分析の信頼性が低いため、表示を控える。)

研究員

安齋 耀太

研究員

安齋 耀太

東京大学大学院博士課程 単位取得後満期退学。日本学術振興会 特別研究員(DC1)、Martin-Luther-Universität Halle-Wittenberg 客員研究員、神奈川工科大学および神奈川社会福祉専門学校 非常勤講師を歴任。2021年、(株)エス・エム・エスに入社。介護事業者向け事業の経営企画に携わりながら、高齢社会に関する統計調査の設計・実行・分析・発信に従事。社会調査士。

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