都道府県別要介護・要支援認定者数(2020年)
2020年のデータに基づき、要介護・要支援認定者数を都道府県別に調査しました。
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2022年9月に公開した記事「都道府県別要介護・要支援認定者数(2020年)」では、2020年のデータに基づき、要介護・要支援認定者数を都道府県別に調査しました。
今回は、2010年から2020年までのデータを用いて、「前年と比較した場合の増加率の推移」と「2010年を基準とした場合の各年の値」を分析しました。
前年比増加率について見ると、全体的に増加率が年を追うごとに減少している傾向が見られました。この要因として、全体の数が年々増加することにより、増加分の影響が徐々に小さくなっているということが考えられます。
基準年に対する各年の比率について見ると、ほぼ直線的に増加しているもの(埼玉県、奈良県等)と、徐々に傾きが小さくなっているもの(福島県、熊本県など)に大別されました。2020年の値についてみると、150%を超えているものもある(埼玉県、千葉県)一方で、120%以下に収まっているものも多く見られました。
1. 2010年~2020年における要介護認定者数の前年比増加率を都道府県別に示す。
1.1. 北海道・東北地方
1.2. 関東地方
1.3. 中部地方
1.4. 近畿地方
1.5. 中国・四国地方
1.6. 九州・沖縄地方
2. 2010年を100とした場合の2010年~2020年における要介護認定者数の値を示す。
2.1. 北海道・東北地方
2.2. 関東地方
2.3. 中部地方
2.4. 近畿地方
2.5. 中国・四国地方
2.6. 九州・沖縄地方
研究員
東京大学大学院博士課程 単位取得後満期退学。日本学術振興会 特別研究員(DC1)、Martin-Luther-Universität Halle-Wittenberg 客員研究員、神奈川工科大学および神奈川社会福祉専門学校 非常勤講師を歴任。2021年、(株)エス・エム・エスに入社。介護事業者向け事業の経営企画に携わりながら、高齢社会に関する統計調査の設計・実行・分析・発信に従事。社会調査士。