リサーチ都道府県別・居宅サービスの推計従事者数
2015年から2019年まで各年10月1日時点における都道府県別・居宅サービスの推計従事者数および都道府県別・対推計人口比居宅サービスの推計従事者数を調査した。
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2021/7/31
前月記事「都道府県別・居宅サービスの推計従事者数」において、2015年から2019年まで各年10月1日時点における都道府県別・居宅サービスの推計従事者数および都道府県別・対推計人口比居宅サービスの推計従事者数を調査した。
これに続いて今回の記事では、2015年から2019年まで各年10月1日時点における都道府県別・対推計「高齢者」人口比居宅サービスの推計従事者数を調査した。
対推計「高齢者」人口比で見ても、西日本の従事者数が多いという結果となった。また、人口における高齢者の割合と、居宅サービスの推計従事者数に負の相関関係が見られた。
調査名:都道府県別・居宅サービス推計従事者数
出典:
今回の調査では、高齢化の進んでいない(=人口における高齢者の割合が低い)都道府県ほど、居宅サービスの従事者数が多いことがわかった。このことは逆に、生産年齢人口比率の高い都道府県ほど居宅サービス従事者が多いことを示唆している(ただし、高齢者以外の人口には幼年人口も含まれるので、必ずしも正確な表現ではない)。この示唆は、高齢化の進んだ自治体においていかに介護サービスを充実させるかという課題を改めて確認したものと言える。
1. 地域別に2019年時点での推計高齢者人口千人あたりの居宅サービスの推計従事者数を見た(上図)。西日本の方が、推計高齢者人口千人あたりの居宅サービスの推計従事者数が多いという傾向がわかる。あわせて、前月記事で取り上げた地域別・推計人口千人あたりの居宅サービスの推計従事者数のグラフを再掲する(下図)。
地域別・推計高齢者人口千人あたりの居宅サービスの推計従事者数(2019年、単位:人)

地域別・推計人口千人あたりの居宅サービスの推計従事者数(2019年、単位:人)

2. 都道府県別に2019年時点での推計高齢者人口千人あたりの居宅サービスの推計従事者数を見た(上図)。全体として、西日本(すなわち、近畿地方・中国地方・四国地方・九州地方)の数が多いという傾向は推計人口千人あたりで見たときと変わらないが、大阪府や沖縄県では大きな違いが見られた。あわせて、前月記事「都道府県別・居宅サービスの推計従事者数」で取り上げた都道府県別に2019年時点での推計人口千人あたりの居宅サービスの推計従事者数のグラフを再掲する(下図)。
都道府県別・推計高齢者人口千人あたりの居宅サービスの推計従事者数(2019年、単位:人)

都道府県別・推計人口千人あたりの居宅サービスの推計従事者数(2019年、単位:人)

3. 人口における高齢者の割合と居宅サービスの推計従事者数の関係性を見ると、負の相関が見られた。(ピアソンの積率相関係数:-0.60)
都道府県別・人口における高齢者の割合と居宅サービスの推計従事者数(2019年)

4. なお、2015年から2019年にかけて、推計高齢者人口千人あたりの居宅サービスの推計従事者数の都道府県順位を見ても、ほとんど変動はない(上図)。あわせて、前月記事で取り上げた推計人口千人あたりの居宅サービスの推計従事者数の都道府県順位におけるスピアマンの順位相関係数も再掲する(下図)。
推計高齢者人口千人あたりの居宅サービスの推計従事者数の都道府県順位におけるスピアマンの順位相関係数(各年と2019年)

推計人口千人あたりの居宅サービスの推計従事者数の都道府県順位におけるスピアマンの順位相関係数(各年と2019年)

5. さらに、推計高齢者人口千人あたり居宅サービス推計従事者の都道府県順位(上図)、推計人口千人あたり居宅サービス推計従事者の都道府県順位(下図)を載せる。
推計高齢者人口千人あたり居宅サービス推計従事者の都道府県順位(2015-2019年、単位:位(降順))

推計人口千人あたり居宅サービス推計従事者の都道府県順位(2015-2019年、単位:位(降順))

高齢社会ラボの編集担当者
介護・障害福祉事業者向けシステム開発担当者や介護・障害福祉業界に長く携わるメンバーが在籍。 データの分析、アンケート調査、研究活動を通して、介護・障害福祉経営や運営に役立つ情報を発信しています。