施設系サービスと在宅系サービス

結果の概要

施設系サービスと在宅系サービスの比較をおこなった。施設系サービスの施設数と在宅系サービスの事業所数を比較したところ、後者は前者の約3.0倍であり大きな開きが認められたが、常勤換算従事者数・費用額ともにそこまで大きな開きはなかった。改めて、施設系サービスの施設と在宅系サービスの事業所を比べた場合、前者の方が単位あたりの常勤換算従事者数・費用額の集中度合いが強いことを確かめられた。

調査概要

調査名：施設系サービスと在宅系サービス（2021年11月実施）
出典：厚生労働省「介護サービス施設・事業所調査」（令和元年）
定義：施設系サービス…介護老人福祉施設、地域密着型介護老人福祉施設、介護老人保健施設、介護医療院、介護療養型医療施設、認知症対応型共同生活介護／在宅系サービス…訪問介護、訪問入浴介護、訪問看護、夜間対応型訪問介護、定期巡回・随時対応型訪問介護看護、通所介護、地域密着型通所介護、認知症対応型通所介護、通所リハビリテーション、短期入所生活・療養介護、小規模多機能型居宅介護、看護小規模多機能型居宅介護（ただし、・在宅系サービスの常勤換算従事者数には居宅介護支援を含む。・在宅系サービスの費用額には居宅介護支援、居宅療養管理指導および訪問リハビリテーションを含む。）

調査詳細

1. 施設系サービスの施設数と在宅系サービスの事業所数を比較したところ、在宅系サービスは施設系サービスの約3.0倍だった。

2. 施設系サービスと在宅系サービスの常勤換算従事者数を比較したところ、在宅系サービスは施設系サービスの約1.4倍だった。

3. 施設系サービスの施設数と在宅系サービスの費用額を比較したところ、在宅系サービスは施設系サービスの約1.2倍だった。

4. 施設系サービスの1施設あたりの費用額と在宅系サービスの1事業所あたりの費用額を比較したところ、施設系サービスは在宅系サービスの約2.5倍だった。

5. 施設系サービスと在宅系サービスの1常勤換算従事者数あたりの費用額を比較したところ、施設系サービスは在宅系サービスの約1.2倍だった。

6. 施設系サービスの1施設あたりの常勤換算従事者数と在宅系サービスの1事業所あたりの常勤換算従事者数を比較したところ、施設系サービスは在宅系サービスの約2.0倍だった。